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12月27日 Vol 241
日本一の大家さんである独立行政法人都市再生機構(旧日本住宅公団)は、
創設以来はじめて、管理する住宅を減少させます。さらに30年後の20
48年までに全体の30%にあたる約23万個を減らす予定です
都市再生機構は現在77万戸の住宅の管理を行っていますが、2018年
までに5万戸を減らす方針を決定し、2008年1月から団地ごとに説明
会や意見交換会を本格化させます。
建物の老朽化が進み、人口の減少による入居者の落ち込みが予想されるこ
とから、再編を進めるためです。
再編は、団地を4タイプに分類し、1 既存の建物を残す「ストック活用」
(約57万戸)、2 立替や大規模な改造をする「団地再生」(約16万
戸)、3 土地所有者が民間の団地は「譲渡・返還」(約3万戸)、4
地方自治体へ公営住宅として売却する「用途転用」(約1万戸)のいずれか
にします。
削減の対象となるのは、1960年〜1970年代に建てられた、郊外など
交通の便が悪い地域にある住宅となる見込みです。用途転換と譲渡・再生の
4万戸と団地再生の4万戸の計8万戸ですが、団地再生による立替で、新
たに3万戸が供給されるため、差し引き35万戸減となります。
都市再生機構を巡っては、政府の独立行政法人改革で、住宅金融支援紀行と
ともに民営化が検討されましたが、3年後に見直すことで決着しています。
民営化が検討されたのは、賃貸住宅経営は、国または国の機関が行わなくと
も民間で十分経営でき、そのほうが、効率的で、サ−ビス向上が期待できる
ためです。
これに対して、再生機構は公的な関与がないと、良質で安価な住宅の提供は
民間事業者では供給しきれず、国民生活の基盤が守られないとしています。
公団住宅は1960年代は、住宅の供給に大きな役割を担い、ダイニングキ
ッチン(DK)という、それまでの日本になかった生活スタイルを考案・普
及させた功績は大きなものがあります。
しかし民間の資本力の乏しかった当時と比べて、現在ではファンドなどによ
る良質な賃貸住宅が増え、激しい競争を行っています。サ−ビス競争の期待
できない公団住宅は、今後廃止されていくことになりそうです。
国土交通省の高級官僚の天下りの温床ともされ、多額の政府補助が入ってい
る再生機構もまた、本当に必要か、2011年のプライマリバランスの黒字
化に黄信号がともっっている現在、早急に見直すべきと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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